さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
中山道39番目の宿場須原宿のはずれにある定勝寺は、シダレザクラが咲き誇ることで知られる古刹である。 庭園や門前などに植えられているが、なかでも山門傍らに立っているものは、樹齢400年ともいわれる古木とされる。 数年前の台風で大枝が折損してしまったが、見上げるほど空高くから下垂する姿は圧巻である。 臨済宗妙心寺派定勝寺は、興禅寺、長福寺とともに「木曽三大寺」のひとつで、最も古い時代に創建された。 嘉慶年間(1387年~1388年)、木曾家11代により創建されたとされ、文安五年(1448年)の木曽川洪水による流出など、度重なる氾濫により倒壊されるが、その都度再興された。 木曾義在館跡である当地に落ち着いたのは慶長三年(1598年)で、そのとき建立された本堂、庫裡、山門は、国の重要文化財に指定されている。 京都の禅刹を彷彿とさせる大伽藍に咲き誇る桜花は、木曽の小京都を想わせる佇まいである。
大桑村の観光協会のサイトによれば、樹齢は400年ということで、現在の伽藍が建立された当時に植栽されたものということになりますね。 私も樹幹を注意深く観察しなかったので、どの程度の幹周りだったか覚えていません。 天然記念物に指定されていないので、参考程度にとどめておきます。 あと、拝観すると庭園にもシダレザクラが立っているそうです。
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