さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
松本市梓川上野の真光寺は数本のシダレザクラが咲き誇る桜寺である。 なかでも山門前に覆いかぶさるように咲き誇るさまは、筆舌に尽くしがたいほど艶美である。 さらに寺奥の山林には、「鎧桜」と称せられるシダレザクラの古木が叢林に埋もれるように立っている。 戦国時代(もしくは平安時代初頭)、寺に匿われたひとりの落武者が、この桜に鎧を掛けて自刃したといわれる。 曹洞宗真光寺は、大同二年(807年)、坂上田村麻呂が八面大王征伐の折、背負い来た守り本尊の青面金剛を安置し、大願成就を祈願したことに始まると伝わる。 この青面金剛が庚申の本尊で、年の初めの初庚申は参拝者で賑わい、地域の人から「上野の庚申様」として親しまれている。 寺宝として、鎌倉時代作の木造阿弥陀如来像(国の重文)等を安置する。
以前に紹介した舟つなぎ桜の近くにある寺です サクラはまだそれほどの古木という雰囲気ではなく、明治以降に植栽されたものと思われます。 後で知ったことですが、寺奥の林道を進んでいくと「鎧桜」と呼ばれる古桜が立っているとのこと。 以前はその傍に「兜桜」と呼ばれるサクラもあったとのことですが枯死したそうです。
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