さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
長野市鬼無里の山角観音堂に立っている推定樹齢300年以上のシダレザクラ。 地域で「観音様の桜」として大切に見守らてきた信仰対象の名桜である。 山角の観音堂は、寿永年間(1182年~1183年)、木曽軍の北陸進攻に際して、今井兼平が、護持してきた観音像を安置して祀ったのが起源と伝わる。 今井兼平は、「平家物語」の「木曾殿最期」の段で名高い武将で、「義仲四天王」といわれる重臣であった。 初め長峯城の近くに建てられていたといわれ、その後現在地に移された。 安置されている日不見観世音菩薩は、粟津が原で木曽義仲に従って討死した兼平の守護仏であるとされ、市の文化財に指定されている。
鬼無里(きなさ)の名桜のなかで、最も戸隠側の奥地にある一本です。
場所が不明だったので、一度季節外れの雪の日の前日にも尋ねてみましたが、まだ全然で、開花は相当遅いようです。
そうこうしているうち、あれよあれよという間に雪が積もり始め、ノーマルタイヤだったので急いでロケハンを切り上げました。
観音堂は江戸時代の安政四年に改築され、更に大正12年にも大改修が施され、欄間は、当時の遺構を残しているそうです。
もしかしたら、幕末の安政年間の改築の際に、このサクラが記念植樹されたのかもしれませんね。
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