さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
中山道妻籠宿から馬籠宿に向かう馬籠峠下の一石栃の白木改番所跡付近に立っているシダレザクラの古木である。 傍らに子安観音堂が建ち、一石栃沢流域に住む者は難産をしないと言われ、信仰の対象とされてきた。 文化年中(1810年頃)に当地に建てられ、慶応元年(1865年)の蛇抜(土石流)によって流失したため再建されている。 枝垂桜は、慶応元年の大蛇抜にも耐えてきた古木であり、南木曽町の天然記念物に指定されている。 サクラの開花する頃である毎年4月15日に、下り谷集落の人々によって盛大な祭りが行われている。
慶応元年(1865年)の蛇抜けにも耐えてきたということから樹齢は最低でも150年、文化年中(1810年頃)に子安堂が建てられたことから、そのときに記念植樹され、樹齢200年とも推定できます。
樹幹を観察すると、200年以上であってもおかしくはない雰囲気でした。
シダレザクラのすぐ近くに、木曾から移出される木材を取り締まった旧中山道の一石栃の白木改番所跡があります。
江戸時代、木曽の山林は尾張藩が支配し、馬籠峠を挟んで長野県と岐阜県の領域は最近まで綱引き状態でした。
結局、木曽の馬籠宿は、平成17年に長野県木曽郡山口村から岐阜県中津川市に越県合併されることになるのでした。
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