さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
飯田市江戸町の黄梅院に、紅梅を思わせるような紅色濃い花をつけるシダレザクラが自立している。 幹周5.1メートルの巨樹で、古枝に代わって更新された枝は形のよい樹冠をつくり、市の天然記念物に指定されている寺町随一の名木である。 曹洞宗青松山黄梅院は、武田信玄と三条夫人の間に生まれた黄梅院姫の菩提寺として島田村(現飯田市松尾)に創建され、天正10年(1582年)現在地に移された。 このサクラは、その頃に植栽されたと推定される。
八カ寺が集まっている飯田の寺町とも呼べるような界隈にある市の天然記念部指定の名桜です。 付近には正永寺、専照寺という同じ曹洞宗寺院もあり、いずれもシダレザクラの古木があり、そのなかでも随一の艶美さを誇ります。 一説には、サクラをこよなく愛でた飯田藩2代藩主の脇坂安政が、兄の菩提を弔うために「弥陀の四十八願の桜」として、藩内各所に植えた名残のサクラともいわれます。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。