黄梅院の紅しだれ桜

寺町の名木

飯田市丘の上の黄梅院に、紅色濃い花をつけるシダレザクラが自立している。天正10年(1582年)寺が現在地に移された頃に植栽したと推定される幹周5.1mの巨樹で、市の天然記念物に指定されている寺町の名木である。

黄梅院の紅しだれ桜

黄梅院の紅しだれ桜について

基本情報

呼称
黄梅院の紅しだれ桜(おうばいいんのべにしだれざくら)
別称
黄梅院のシダレザクラ
樹種
江戸彼岸の枝垂桜
樹齢
推定400年 - 現地解説板。
樹形
幹周5.1m、樹高16m - 現地解説板。
幹周5.5m、樹高18m - 飯田市文化財保護情報サイト。
指定
飯田市指定天然記念物 - 平成12年 飯田市指定。
見頃
例年4月上旬頃
夜桜
ライトアップあり
駐車場
無料駐車場あり - 江戸町2丁目橋北臨時駐車場利用。
所在地
長野県飯田市江戸町3丁目251(標高490m)
開花状況
飯田市さくらさく

概要

飯田市江戸町の黄梅院に、紅梅を思わせるような紅色濃い花をつけるシダレザクラが自立している。 幹周5.1メートルの巨樹で、古枝に代わって更新された枝は形のよい樹冠をつくり、市の天然記念物に指定されている寺町随一の名木である。 曹洞宗青松山黄梅院は、武田信玄と三条夫人の間に生まれた黄梅院姫の菩提寺として島田村(現飯田市松尾)に創建され、天正10年(1582年)現在地に移された。 このサクラは、その頃に植栽されたと推定される。

撮影後記

 八カ寺が集まっている飯田の寺町とも呼べるような界隈にある市の天然記念部指定の名桜です。 付近には正永寺、専照寺という同じ曹洞宗寺院もあり、いずれもシダレザクラの古木があり、そのなかでも随一の艶美さを誇ります。 一説には、サクラをこよなく愛でた飯田藩2代藩主の脇坂安政が、兄の菩提を弔うために「弥陀の四十八願の桜」として、藩内各所に植えた名残のサクラともいわれます。

更新履歴

2019年3月14日
初版をアップロードしました。

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