さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
日蓮宗総本山の南巨摩郡身延町にある身延山久遠寺は、境内に約140本以上の枝垂桜が咲き、本坊には全国の日蓮宗寺院に植栽されている「身延枝垂」の母樹が存在する。 仏殿前の広庭に立ち、推定樹齢は400年とされる古木である。 そして報恩閣前に自立しているシダレザクラは、身延山と祖師堂を背景に桜花が糸の様に地面に垂れ下がる樹形の優美さから、「全国しだれ桜10選」に選ばれている身延を代表する名桜である。 また洗足にある願満堂には、マメザクラとヤマザクラの自然雑種と考えられるミノブザクラ(身延桜)の原木がある。 高木の一重咲白色中輪で、古瀬義が発見し大井次三郎によって発表さた品種である。 身延町の天然記念物に指定されていたが、枯損してしまい指定解除となっている。 現在は原木の枯死した樹幹の横に、小枝の2世が成長している。
山梨県下でも屈指の花見名所である身延山久遠寺。
身延山の麓に位置する標高400メートルほどに位置していますが、満開時期は以外にも早くて例年3月下旬になります。
人気の花見名所ということもあり、開花期間中は道が大変混雑するため交通規制があって一方通行になりますので注意を。
2014年の桜旅では、本坊の2本のシダレザクラが本命でした。
仏殿前のシダレザクラの根元には、樹齢400年という樹名板が立っていましたが、町の天然記念物に指定されていないことから、代替わりしている可能性があります。
また一週間後に撮影したミノブザクラの原木がある願満堂は、サクラよりも物凄い急坂が記憶に新しい。
撮影した2014年の甲府で114cmの積雪を記録した平成26年豪雪の際は、自衛隊に除雪をお願いしたと住職は云っていました。
西谷塔頭のしだれ桜は、もう一度朝から撮影したい場所。
他にも東谷塔頭のしだれ桜も未撮影なので、次回は東西の谷に甍を連ねる宿坊に咲くシダレザクラを巡ってみたいものです。
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