さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
八王子市下恩方町の浄福寺に植生しているシダレザクラの大木。 本堂裏の山際に立ち、屋根よりも高い位置から下垂する枝花は、きわめて華美である。 葉が展開する前に開花し、花は淡紅色の小輪一重で、気品高い糸桜である。 恩方は、童謡「夕焼け小焼け」の作詞者・中村雨紅の出身地である。 故郷恩方の寺の風景を歌ったものといわれている。 真言宗智山派浄福寺は、文永年間(1264年~1274年)に草創されたと伝わり、大永五年(1525年)、信濃藤原氏の後裔・大石氏により再興された。 背後の山には中世山城である浄福寺城があり、至徳元年(1384年)に大石信重によって築城されたと伝わる。 豊臣秀吉による侵攻で八王子城が落城し、それと共に浄福寺城も廃城となった。
推定樹齢は資料が見つからなかったので定かではありませんが、個人のサイト等には150年と書かれていました。 それと、サブタイトルを「夕焼小焼」としましたが、中村雨紅の厳密な故郷は、もう少し陣馬街道を進んだ上恩方町(旧上恩方村)で、この寺とは直接の関係はないものと思われます。 以前は、懐かしいボンネットバスの「夕やけ小やけ号」が運行されていて、桜と絡めて撮ると絵になったでしょうね。
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