さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
山武市埴谷の長光寺本堂前に立っているシダレザクラで、市の天然記念物に指定されている。 日蓮宗長光寺は、永正11年(1514年)、はじめ千葉市中田町に創建されたが、寛文9年(1669年)、第九世日禅上人の代に、埴谷領主であった井上筑後守政清の寄進により現在地に寺基を遷した。 このサクラはその際に、井上政清によって寄進されたものと伝わり、樹齢は350年ほどと推定される。 昭和50年には樹冠八百平方メートル(242坪)に及ぶ大桜であったが、昭和56年に西側の大枝が折れてしまった。 それでも、県下の枝垂桜では随一の大桜には変わりなく、毎年大勢の花見客で賑わう。
神社のような作りの叢林に囲まれた境内に、圧倒的な存在感で立っているシダレの名桜。
現地の解説板に「ウバヒガンしだれと呼ばれ」と書かれていました。
これは、特別に珍しいサクラではなく、単にエドヒガン系シダレザクラの別称のひとつで、例年彼岸の頃に開花する早咲きで、花の盛りには'葉がない'ので、'歯のない'姥にかけたもの(姥彼岸しだれ)です。
この大桜を堪能したら、そのまま徒歩で近くの妙宣寺にも足を運ぶと良いでしょう。
こちらにも見事なシダレザクラがあり、長光寺より1~2日ほど遅咲きの印象でした。
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