さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
北本市石戸の東光寺境内には、国指定天然記念物の老樹のサクラが立っている。 大正11年当時、幹が4本に分かれ、根周り11メートルに及んだといい、当時指定された他地域の大桜(山梨の山高神代桜、福島の三春滝桜、静岡の狩宿下馬桜、岐阜の根尾谷淡墨桜)と並び称して、「日本五大桜」と讃えられた。 しかしながら、戦後になると樹勢が衰退し、現在では4本あったうちの1本と株から傍芽した幹が成長している。 伝説では、東光寺開基とされる蒲冠者(かばのかじゃ)・源範頼が、鞭にしていた桜の枝を地面に逆さに挿したのが、萌芽してこのサクラになったと伝わる。 樹種はエドヒガンとヤマザクラの自然交配した雑種で、蒲冠者にちなみ、和名「カバザクラ」と命名されている。 滝沢馬琴「玄同放言」に渡辺崋山が挿絵を描いたものが見られ、江戸時代後期には既に大桜であったことが分かる。
ネットの開花状況から予想はしていましたが、ピークは完全に過ぎていて、写真的には喜ばしくない状態でした。 それでも、ヤマザクラの血も入っていることなので、もう少しヤマザクラっぽく展葉が進んで美しいものかと淡い期待を抱いていたら、エドヒガン終盤の美しいとはいえない状態でガッカリ。 このサクラは、姿はエドヒガンっぽくて、開花時期は早咲きの特徴が失われています。 まぁ、それでも折角ここまで来たので、サクラ全体に光がまわるまで待ちました。
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