建中寺の山桜

芦野氏の新墳墓

奥州道中の関東北端の宿駅として栄えた芦野宿の建中寺境内に立つヤマザクラの古木。建中寺は那須氏一族・芦野氏の菩提寺で、樹下には「芦野氏の新墳墓」と呼ばれる165年間にわたる芦野氏9代の墓域となっている。

建中寺の山桜

建中寺の山桜について

撮影後記

 ほとんどネットで資料が見当たらない一本桜ですが、なかなか見事な山桜です。 樹齢は資料が見つけられなかったので不明ですが、元禄五年(1692年)から安政四年(1857年)までの碑塔が建てられていることからも、少なくとも樹齢150年はある「墓守のサクラ」ではないでしょうか。 なお、「芦野氏の新墳墓」というからには「芦野氏の旧墳墓」もあるのかと思い調べてみました。 初代資方から18代資泰までの墓域が、旧街道が国道に合流する付近にありました。
 ここも今回の巨大地震の影響を受けていました。 芦野は福島県の白河に比較的近い場所です。 白河の方から来たのですが、白河の町はブルーシートがかけられている家屋を散見しましたが、那須に入るとそういった家屋はほとんど見ませんでした。 ただ、それでも注意深く見ると、やはり随所に被害があるもんですね。

概要・歴史

那須町芦野の建中寺に立つ山桜の古木。 曹洞宗建中寺は芦野氏の菩提寺である。 山桜の樹下には「芦野氏の新墳墓」と呼ばれる19代民部資俊(すけとし)から幕末の27代資原(すけはら)までの9代の墓域となっている。 資俊が元禄五年(1692年)に芦野で没し建中寺に葬られてから、資原死去の安政四年(1857年)までの165年間にわたり当主9基の墓碑と一族の墓碑22基の碑塔が建てられている。 見頃は、例年4月下旬頃。

住所: 栃木県 那須郡那須町芦野2923

更新履歴

2011年9月10日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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