さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
日光市の龍蔵寺墓地に十王堂が建っている。 その前方に一本のエドヒガンザクラの大木が自立している。 サクラ背後の上屋には、寛文五年(1665年)に造立された石造閻魔坐像・十三坐像などが閻魔大王を中心に整然と並置され、日光市指定文化財となっている。 もとは十王堂の本尊として堂内に安置されていたものであったが、昭和30年の暴風雨で十王堂が大破し、現在地に遷座された。 サクラの背後には、残雪の女峯山や大真名子山などの日光表連山を望むことができる。
日光市街地の南側を流れる志度淵川対岸に、龍蔵寺の飛地境内である宇津野墓地があります。
その墓地の中腹に十王堂が建っています。
「日光桜回遊」パンフレットには「龍蔵寺墓地の桜」と掲載されていますが、「十王堂のエドヒガン」という名称で紹介しています。
サクラの背後に並んでいる石像群は、稲荷川産の安山岩で造られているそうです。
墓地には寛文二年(1662年)の稲荷川大洪水犠牲者を供養した稲荷川水難供養塔(市文)が立っています。
この石像群は大災害との関連があって造立されたのでしょう。
十王堂のサクラも、稲荷町の大杉神社虚空蔵尊のしだれ桜も、それらと関係があるのかもしれません。
災害でお亡くなりになられた方を弔う気持ちは、今も昔も変わりません。
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