さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
国指定史跡となっている大里郡寄居町にある鉢形城公園に、一本のエドヒガンザクラの巨樹が自立している。 隣りあう2本の桜が一旦伐採され、その株元から12本の芽が成長したもので、根周は6.5メートルに及ぶ。 樹高18メートル、枝張り東西23.5メートル、南北21.8メートルの笠鉾状の堂々たる樹冠で、町の天然記念物に指定されている。 付近の古老が子供の頃に既に巨木になっていたと云い、樹齢は150年以上と推定される。 鉢形城は、文明8年(1476年)山内上杉氏家臣の長尾景春が築城し、北条氏康四男の氏邦(うじくに)が整備拡充した。 豊臣秀吉による小田原攻めで、前田利家・上杉景勝らに包囲され、1ヶ月余りにおよぶ籠城の末に降伏開城した。 この桜は北条氏邦の名声を偲び、「氏邦桜」と称せられている。
小田原北条氏の上野国支配の拠点となった鉢形城。 北側には荒川が流れ、深沢川が荒川に合流する断崖上の天然の要害で、堀や土塁が良く残っている戦国時代の城郭跡です。 二の郭の南側斜面に、雄大な花枝を拡げて一本だけ自立しています。 まだ周囲のソメイヨシノが咲いていなかったので、この一本桜がひときわ印象的に脳裏に残っています。
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