さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
行田市野の満願寺に一本のシダレザクラの古木がある。 天保6年(1835年)岩崎長容によって増補された「増補忍名所図会」によれば、「広前に大木の垂桜あり、垂縁長くして花の頃は優艶なり」と記されており、樹齢600年と推定されている古桜である。 樹形は傾斜しており、主幹が2本に分かれ、直立している1本は地上4mで折損している。 樹幹の2/3程が腐朽しているが、樹皮の1/2が樹勢を保っており毎年見事な花を咲かせている。 行田市を代表するシダレザクラの名木であり、歴史的にも貴重な古木であることから、市の天然記念物に指定されている。
「東国花の寺百ヶ寺」霊場の埼玉11番になっており、古木の周囲にはベニシダレや既に葉桜状態のカンザクラ系など多数の桜が植えられていました。 目的のシダレザクラは本堂側の枝先がまだ咲き揃っていなかったので、少々ボリュームに欠けますが、まあ許容範囲内。 高曇りのイマイチな空模様で先客のカメラマン数人もいなくなり、一通り撮り終えて私も撤収しようとしたところ、不思議なことに上空だけぽっかりと青空が広がってきました。 それで取り急ぎ撮影した次第。 そして間もなく高曇りの空に戻りました。 不思議なこともあるものです。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。