妙長寺

伊豆法難

材木座にある日蓮宗寺院。 日蓮伊豆法難で、伊豆沖の岩礁に置き去りにされた日蓮を助けたのが、當山を開山した漁師の舟守弥三郎と伝わる。もとは材木座海岸にあったが、江戸時代の津波被害で現在地に寺基を遷した。

妙長寺

妙長寺について

基本情報

山号寺号
海潮山妙長寺(かいちょうざんみょうちょうじ)
宗派
日蓮宗
創建
1299年(正安元年)
開山
日実(舟守弥三郎の子)
開基
日実(舟守弥三郎の子)
本尊
三宝祖師
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
水道路バス停から徒歩1分
住所
神奈川県鎌倉市材木座2丁目7-41

概要

材木座にある日蓮宗寺院。 1299年(正安元年)、材木座海岸の沼浦というところにあったが、1681年(天和元年)の津波の被害で現在地に寺基を遷した。 沼浦は、1261年(弘長元年)に伊豆流罪となった日蓮が、船出した地であると伝えられている。 日蓮は伊東沖の「俎岩」という岩礁に置き去りにされてしまうが、それを助けたのが漁師の舟守弥三郎(若しくはその子)で、日蓮に帰依して當山を開山したと伝わる。 これが世にいう日蓮の伊豆法難である。

見所

観光名所
本堂 - 平成18年に再建された。
鱗供養塔 - 明治11年、鎌倉、逗子、三崎の漁師や魚商によって建立された。
伊豆法難相輪 - 日蓮の伊豆法難を記念して建立された。関東大震災で倒壊した二の鳥居を使用したという。
法難御用船 - 日蓮が沼浦から船出したという6分の1の模型舟。

行事

5月12日
伊豆法難会 - 伊豆法難会報恩法要が毎年行われる。

歴史

1261年
日蓮の伊豆法難で、漁師の舟守弥三郎(若しくはその子)が、日蓮を助けて帰依したと伝わる。
1299年
材木座海岸の沼浦というところにあった。
1681年
津波の被害で現在地に寺基を遷した。
明治24年
作家泉鏡花は、ひと夏を妙長寺で過した。その時のことを「みだれ橋(星あかり)」に書いた。

撮影後記

 海岸からは結構内陸に位置していますが、山号「海潮山」からも、海と関係が深い小町大路沿いの寺院です。 縁起ともなっている漁師によって助けられた日蓮の伊豆法難、境内には建立された魚の供養塔もあり、漁業関係者の信仰が篤いことがうかがわれます。

更新履歴

2014年11月9日
初版をアップロードしました。

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