鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
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鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
常盤とは常葉が転訛したもので、このあたりは現在でも山が多く、年中葉で覆われていたところである。 樹木が生い茂り常緑を意味する常葉、永遠に変わらない常盤という山間の景観に由来する自然地名である。 鎌倉地域との境には、国の史跡に指定されている大仏切通がある。 常盤山一帯の谷戸には、7代執権 北条政村の別邸や北条義政の屋敷があった。 このあたりに居を構えたのは、大仏切通を警護するためといわれ、鎌倉幕府の要衝の地であった。 「吾妻鏡」によれば、政村の別邸は「常盤御所」と呼ばれる立派なもので、常盤の地に居を構えたので「常盤殿」と称された。 現在の常盤の小字に「御所ノ内」や「殿入」が残っている。 発掘調査によって建物跡や鎌倉時代の遺物が発掘されたことにより、昭和53年、「北条氏常盤亭跡」として国の史跡に指定された。
現在の北条氏常盤亭跡は、常盤の如き常葉が茂り、「夏草や兵どもが夢の跡」状態になっていますが、鎌倉時代には御殿があったそうです。 史跡に指定されている範囲は結構広く、タチンダイ入口から八雲神社にかけてのバス通り北側一帯の山林が国の史跡です。 ただ、タチンダイ以外の場所は、これといって見どころはなく、タチンダイ奥のやぐら群が唯一の見所といったところです。 野村総研のグランドなどにも抜けることもできますので、散歩がてらどうぞ。
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