鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
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鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
小町にある安産祈願で知られる日蓮宗系単立寺院。 もとは十二所にあり真言宗「大行寺」と号していた。 頼朝の祈願所として、この寺で練った作戦で大勝したため「大巧寺」と改めたと伝わる。 1320年、日蓮に帰依した日澄が、現在地に移し日蓮宗に改宗した。 第五世の日棟が、難産で死んだ大倉に住んでいた女の霊魂を鎮めるため産女霊神として祭り、以来、「おんめさま」と呼ばれ安産の神として信仰されている。
鎌倉駅のすぐ近く、境内が小町大路から若宮大路へと通り抜けられるので、朝や夕方などサラリーマンや学生さんが忙しなく通り抜けていきます。
参道の両側には、四季折々の草花が植えられ、さながら駅前ミニ植物園といったところでしょうか。
おんめさまの説法をもう少し詳しく説明するとこうです。
第五世の日棟がある日、妙本寺の祖師堂に参るため滑川を渡ろうとすると、川原に女の姿が見えました。
その女は、髪は乱れ着物は血だらけで、やせ細った赤ん坊を抱えて泣いていたのです。
どうしたのかと尋ねると、「私は大倉に住む秋山勘解由の妻です。先日、難産で死んだのです。毎日この川を渡ろうとするのですが、川の水が汚い血になって渡れません。そのうえ子どもが乳房に吸いついて泣くので苦しくてたまりません。どうか助けてください。」と答えたのでした。
日棟が仏の教えを説き聞かせると、女の姿が見えなくなりました。
それから数日後、再び女が日棟の前に現れました。
「おかげさまで苦しみがなくなりました。この包みには生前に蓄えたお金が入っています。これで塔を立て、お産に苦しむ人を救ってください。」と云ってまた姿が見えなくなりました。
そこで、大倉に住む女の夫 秋山勘解由に確かめたところ、女が貯めていた包に間違いないということでした。
さっそく日棟は、宝塔を建て、この女を産女霊神として祀ったのです。
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