泥牛庵

泥牛 月に吼ゆ

金沢にある臨済宗円覚寺派の禅刹。鎌倉時代末期に、円覚寺第11世が、隠居所として六浦の地に創建したと伝わり、1727年に現在地に移った。山寺号の「吼月山泥牛庵」とは、禅語「泥牛吼月」に由来するものと思われる。

泥牛庵

泥牛庵について

基本情報

山号寺号
吼月山泥牛庵(こうげつざんでいぎゅうあん)
宗派
臨済宗円覚寺派
創建
鎌倉時代末期
開山
南山士雲 - 円覚寺第11世。
本尊
聖観世音菩薩
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
京急金沢八景駅徒歩3分
住所
神奈川県横浜市金沢区瀬戸11-15

概要

金沢にある臨済宗円覚寺派の禅寺。 鎌倉時代末期に、円覚寺第11世 南山士雲が、隠居所として六浦の地に創建したと伝わる。 1727年、六浦藩主 米倉丹後守が陣屋を構えたことから、現在地に移った。 山寺号の「吼月山泥牛庵」とは、鎌倉時代の空谷集に収められている禅語「泥牛吼月」に由来するものと思われる。

見所

観光名所
本堂 - 聖観世音菩薩像を安置。
山門 - 茅葺きの山門。

歴史

鎌倉時代末
円覚寺第11世 南山士雲が、隠居所として創建したと伝わる。
1438年
永享の乱で、鎌倉公方 足利持氏に従った海老名尾張入道が、当庵で自刃したともいわれる。
1727年
六浦藩主 米倉丹後守が陣屋を構えたことから、現在地に移った。

撮影後記

 金沢八景駅の程近く、国道16号に面した高台にある禅寺です。 門前には「暁天参禅会」の看板が立ち、早朝に参禅体験ができるようです。
 「吼月山泥牛庵」という意味深な号でしたので、調べてみました。 ちょうど開山禅師の南山士雲の時代に著された「空谷集(林泉老人評唱投子青和尚頌古空谷集)」に収められている禅語「泥牛吼月」によるものではないかと思われます。 「泥で作られた牛が、月に向かって吼えている」という臨済宗らしい禅問答のような言葉です。 禅宗と牛で有名なものに、悟りにいたる過程を牛の絵で表した「十牛図」があります。 禅宗で「牛」とは、「己の心」や「悟り」に結びつくようです。

更新履歴

2012年12月29日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年11月14日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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