円光寺

玉縄城守護の寺

植木にある真言宗寺院。戦国時代に初代玉縄城主の北条氏時が、玉縄城守護の寺として城内に建立。一国一城例で玉縄城が廃城となると、現在の場所に移転した。薬師堂に安置されている秘仏は、60年に一度開帳される。

円光寺

円光寺について

基本情報

山号院号
城護山明王院(じょうごさんみょうおういん)
寺号
円光寺(えんこうじ)
旧字体
圓光寺
宗派
真言宗大覚寺派
創建
1528年~1531年(享禄年間)
開山
澄範(ちょうはん)
開基
北条氏時
本尊
不動明王
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
植木バス停下車徒歩2分
住所
神奈川県鎌倉市植木549

概要

植木にある真言宗寺院。 享禄年間(1528年~1531年)、初代玉縄城主の北条氏時(早雲の次男とされる)が、澄範を開山として迎え、玉縄城の平安を祈る祈願所として玉縄城内に建立した。 一国一城例で玉縄城が廃城となると、現在の場所に移転した。 本堂には、北条氏時が造らせたといわれる享禄二年の年号がある毘沙門天像が安置されている。 また、薬師堂には、行基作と伝わる木像薬師如来坐像などの秘仏が安置され、60年に一度開帳される。

見所

観光名所
本堂 - 本尊の不動明王像をはじめ、月光菩薩像、弁財天像、弘法大師像、阿弥陀如来像、毘沙門天像などが安置されている。
薬師堂 - 昭和53年改築。行基作と伝わる木像薬師如来坐像のほか木像十二神将立像の秘仏が安置され、60年に一度開帳される。
円光寺曲輪 - 玉縄城跡に残る曲輪(くるわ)で、かつてこの場所にあったといわれる。現在の相模陣稲荷神社辺り。

歴史

1513年
北条早雲により玉縄城が築かれた。
1528~1531年
享禄年間、初代玉縄城主 北条氏時が、澄範を開山として迎え、玉縄城の平安を祈る祈願所として玉縄城内に建立。
1619年
玉縄城が廃城となってから現在の場所に移転した。

撮影後記

 貞宗寺の北側、植木にある小さなお寺です。 植木という地名は、玉縄城の防衛のために植木を植えたとか、玉縄城主が樹木を繁茂させたとかから由来しているそうで、戦国時代からの由緒ある字名です。 山号の「城護山」や植木という字名からも、いずれにしても玉縄城と関係があるお寺であります。
 なお、創建年についてですが、書籍やネット上の情報だと永禄年間(1558年~1570年)ということになっていましたが、開基の北条氏時の時代と整合性がとれないので、享禄年間(1528年~1531年)にしました。 ただし確証はありません。

更新履歴

2011年11月2日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年11月19日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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