光則寺

寺院植物園

1274年建立の日蓮宗寺院。開基は北条時頼の家臣・宿屋光則で、開山は、日蓮聖人の弟子・日朗上人である。カイドウ、ヤマアジサイをはじめ、境内所狭しと野草茶花が植えられ、さながら「寺院植物園」のようである。

光則寺

光則寺について

撮影後記

 長谷観音から一本北隣のゆるやかな路地をのぼっていくと、このお寺さんがあります。 人の絶えない長谷寺からやってくると、とても静かで落ち着きます。
 山門への石段をのぼると「四季の光則寺・野草と茶花マップ]なるものが置かれていてます。 詳細に、お花の位置が記されている手製マップです。 また、境内に所狭しと植わっている草花に、ラミネート加工された写真付きの表札もかかっています。 お花が好きな方は、山門でマップをいただいて、表札と見比べながらゆっくり散策するといいですよ。 お寺の方も、お花が好きなように見受けられ、いろいろ解説してくれ勉強になりました。

概要・歴史

光則寺(こうそくじ)は、1274年建立の日蓮宗寺院で、開基は北条時頼の家臣、宿屋光則(みつのり)。 開山は、日朗上人である。 1260年、日蓮が「立正安国論」を駿河国実相寺に籠って執筆し、この地に屋敷があった宿屋氏の手を経て北条時頼に呈上した場所で境内に石碑がある。 日蓮が、この「立正安国論」により佐渡に流罪になっている間、光則は日蓮の弟子・日朗を土牢に閉じ込め(土牢内に幽閉していたかは定かではない)、監視することになった。 その後、日蓮は佐渡流罪を許され、1274年、 浄土宗信者であった光則は、日蓮に帰依し、自身の屋敷を寺に改築し光則寺を建てた。 境内には日朗が幽閉されたという土牢跡が残っている。 現在の本堂は、山陰石州の浜田城城主・古田重恒の後室であった大梅院が多額の寄進をし、1650年に建てられたもの。 4月上旬に開花する鎌倉市天然記念物の海棠と、5月下旬からの鉢植えの山アジサイは必見である。

住所: 神奈川県 鎌倉市長谷3-9-7

更新履歴

2010年10月19日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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