龍華寺

牡丹寺

金沢の洲崎にある真言宗寺院。源頼朝が、瀬戸神社の別当寺として六浦に建てた「浄願寺」が起源と伝わる。室町時代にこの地に移り「龍華寺」とした。春には境内一面にボタンが咲き誇り、「牡丹寺」として知られる。

龍華寺

龍華寺について

基本情報

山号寺号
知足山龍華寺(ちそくざんりゅうげじ)
宗派
真言宗御室派
創建
1189年(文治5年)
開山
文覚(もんがく)
開基
源頼朝
本尊
大日如来
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
京急金沢八景駅徒歩7分
住所
神奈川県横浜市金沢区洲崎9-31

概要

金沢の洲崎にある真言宗の古刹。 源頼朝が瀬戸神社を建立した後、文覚上人を招き瀬戸神社の別当寺として六浦山中に建てた「浄願寺」が起源と伝わる。 その後、兵火などで衰退し、中興の祖である融弁が、兼務していた洲崎の光徳寺と合併し、当地に移築し「龍華寺」と号した。 江戸時代には、塔頭4院に末寺20ヶ寺を要する、武州の密教教学の中心寺院として栄えた。 梵鐘は鎌倉時代末の作鐘ともみられ、県の文化財に指定されている。 また、数多くの貴重な仏像を安置し、市の文化財になっている。 春には境内一面にボタンが咲き誇り、「牡丹寺」としても知られる。

見所

県文化財
梵鐘 - 室町時代天文10年作鐘。鎌倉地域特有の上下帯をもち、その形からも銘文にある天文年間より以前、鎌倉時代末の作鐘ともみられる。
市文化財
木造大日如来坐像 - 鎌倉時代作。江戸時代初期に弥勒菩薩像に替えて本尊となった。
木造弥勒菩薩坐像 附胎内納入文書4点 - 室町時代作。江戸時代まで本尊であった。
木造地蔵菩薩坐像 附胎内納入品12点 - 室町時代作。もと洲崎村の地福寺(廃寺)に安置されていた。
絹本著色雄辨和尚像 - 中興開山雄弁和尚(1524年没)の頂相画。
観光名所
本堂
山門
鐘楼 - 茅葺。梵鐘は県指定の文化財。
地蔵堂 - 地蔵菩薩座像(市文)と、約150年前に海岸に打ち上げられていた「まわり地蔵」が安置。
龍宝殿 - 収蔵庫。
永島家一族の墓 - 金沢で新田開発に尽力した一族。

歴史

1189年
源頼朝が瀬戸神社を建立した後、文治年間に文覚上人を招き瀬戸神社の別当寺として六浦山中に建てた「浄願寺」が起源と伝わる。
鎌倉時代
兵火などで衰退。
1499年
時の持住融弁が、兼務していた洲崎の光徳寺と合併し、当地に移築し「龍華寺」と号した。
江戸時代
塔頭4院に末寺20ヶ寺を要する、武州の密教教学の中心寺院として栄えた。

撮影後記

 金沢八景駅から称名寺に至るバス通りの旧国道沿いには多くの寺社があり、観光協会によって「歴史の道」と銘打たれています。 龍華寺は、そんな歴史の道沿いにある古刹のひとつです。 隣接して洲崎神社や、近くには「明治憲法草創の碑」なんかもあります。 称名寺や金沢文庫に行かれる方は、金沢文庫駅からアクセスせずに、金沢八景駅から「歴史の道」沿いに歩いてみるのもいいかもしれません。

更新履歴

2012年6月21日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年11月14日
ギャラリーに作品を1点追加しました。
2014年11月15日
ギャラリーに作品を2点追加しました。

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