常栄寺

ぼたもち寺

大町にある1606年創建の日蓮宗寺院。龍ノ口刑場に引かれていく日蓮に、この地に住んでいた尼僧の桟敷尼が、ぼた餅を食べさせ、その後、上人は処刑を免れた逸話から「ぼたもち寺」として親しまれている。

常栄寺

常栄寺について

基本情報

山号寺号
慧雲山常栄寺(えうんざんじょうえいじ)
別称
ぼたもち寺
宗派
日蓮宗
創建
1606年(慶長11年)
開山
日詔
開基
日祐
本尊
三宝祖師
駐車場
駐車場なし
交通機関
鎌倉駅東口徒歩8分
住所
神奈川県鎌倉市大町1丁目12-11

概要・歴史

大町にある日蓮宗寺院で、「ぼたもち寺」として親しまれている。 1272年、龍ノ口刑場に引かれていく日蓮に、鎌倉大町に住む尼僧の桟敷尼(さじきに /さじきのあま)が、胡麻入りのぼた餅を食べさせた。 その後、上人は処刑を免れたことから、「首つぎのぼた餅」という逸話が生まれ、世に「御首継ぎに胡麻の餅」といわれる由来になった。 創建は1606年、妙本寺14世の日詔が、桟敷尼の法名である妙常日栄から「常栄寺」と号し創建した。 毎年、日蓮が龍ノ口法難に遭った9月12日には、ゴマ入りのぼた餅を捧げ、参拝客にも接待する「ぼたもち供養」が行われ、参拝者で賑わう。

見所

観光名所
本堂 - 三宝本尊、その前に日蓮像、脇侍に鬼子母神像と桟敷尼像を安置。
山門 - 「ぼたもち寺 常栄寺」と鎌倉彫で彫られた聯(れん)の木板がかかる。
石塔 - 比企能本夫人の姉ともいわれる桟敷尼と、その夫の墓とも伝えられる。
庫裏 - 屋根に魔除けの猿の置物が安置されている。

行事

9月12日
龍口法難会 - 龍の口法難のあった日、祖師像にゴマ入りのぼた餅を捧げ、参拝客にも接待する。食すると厄除けの御利益があるといわれる。

撮影後記

 一昨年に「腰越のぼたもち寺」をアップしましたが、こちらは「大町のぼたもち寺」です。 腰越の法源寺は、桟敷の尼の実家の菩提寺です。 鎌倉のぼたもち寺と云えば、普通はこちらのことを指します。
 この寺の裏山(祇園山ハイキングコース)は、かつて源頼朝が由比ヶ浜の放生会を観覧するために展望台が設けられていたところだといわれています。 ぼた餅を食べさせた尼僧は、その桟敷管理をしていたともいわれるので「桟敷尼」と呼ばれています。

更新履歴

2012年6月16日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年11月17日
ギャラリーに作品を2点追加しました。

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