鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
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鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
江の島頂上部にある藤沢市が運営する観光施設で、苑内に江ノ島電鉄が経営する江の島シーキャンドル(江の島展望灯台)が立っている。 横浜外国人居留地で貿易商社を経営したアイルランド出身のサムエル・コッキング(Samuel Cocking)が、明治時代に東洋最大の近代的温室をもつ「コッキング庭園」を造営したことが前身となっている。 その後、事業失敗や関東大震災で温室上屋が倒壊し荒廃するが、戦後間もなく観光地開発の一環として藤沢市が用地買収し「江の島植物園(江ノ島熱帯植物園)」が開園した。 平成15年に「江の島サムエル・コッキング苑」としてリニューアルオープンした。 苑内にはコッキング氏の温室遺構、世界各国の姉妹都市の広場などがあり、コッキング氏が植栽したというクックアロウカリア、シマナンヨウスギなどの珍しい亜熱帯植物が自然状態で植生している。 江の島シーキャンドルの展望台からは、伊豆半島、富士山、東京都心などが望め、夜間はライトアップされる。
戦後間もなく江の島のある片瀬が鎌倉市から藤沢市に編入され、市が江の島の観光地開発プロジェクトとして開園した歴史があります。 コッキング氏は苑の南側にある亀ヶ岡公園に別荘を営み、別荘の向かい側に回遊式庭園と東洋趣味を反映した亜熱帯植物園を造営しました。 しかし晩年、取引先の銀行倒産に伴って事業縮小を余儀なくされ、大正3年に横浜の自宅で逝去しました。
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