鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
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鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
材木座にある真言宗寺院。 たびたび竜巻などの自然災害に襲われ、別名「竜巻寺」とも呼ばれた。 1181年、源頼朝が文覚を開山に、鎌倉の南方(補陀洛浄土)に位置するこの地に、祈願所として建立し、七堂伽藍をもつ大寺院であったと伝わる。 寺宝として多数の仏像の他に、「平家の赤旗」と呼ばれる軍旗が残る。 壇ノ浦の戦いで総大将 平宗盛が最後まで掲げた大将旗と伝わり、伝 平清盛筆による「九万八千軍神」と書かれている。 敗軍の将として鎌倉に護送された際に頼朝に献上され、当寺に奉納されたといわれる。
材木座の入り組んだ路地にある小寺で、もと手広にある鎖大師青蓮寺の末寺。
現在は大覚寺派となっています。
ここも青蓮寺の先々代のご住職が大覚寺第53世になられたときに、移ったのでしょう。
別名「竜巻寺」とも称されるそうで、有難くない別称をいただいたものです。
よって、自然災害や火災などで縁起が失われてしまったそうです。
数年前も、材木座の来迎寺などで竜巻の被害が遭ったばかりで、海と山がある材木座は、竜巻の発生しやすい地形なのかもしれません。
あと特筆すべきは、寺宝に平家にまつわるものがあることかな。
伊勢や京都をはじめ、西日本を本拠地とした平氏にとって、東国の鎌倉でお目にかかれるのは比較的珍しいのではないでしょうか。(真偽は別として)
赤旗の周囲が千切れているのは、近世に瀬戸内海で疫病が流行った際、切れ端を煎じて飲むと霊験ありきといわれ、ちぎって送ったからだそうです。
明日の大河ドラマ「平清盛」最終回は、壇ノ浦も舞台になるであろうし、そんなわけで当寺を選び、本日アップした次第です。
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