鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
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鎌倉 四季の花紀行
Kamakura: Ancient Home of the Samurai Clans
十二所にある時宗寺院。 寺伝によれば、はじめ真言宗寺院であったが、1279年に一遍に帰依した作阿が時宗に改宗したと伝わる。 寺宝として、鎌倉時代の数少ない絵巻物である頬焼阿弥陀縁起があり、当寺本尊の阿弥陀如来像の霊験を描いたものとされる。 いずれも国の登録有形文化財になっている。 花歴も豊富で、春の藤、初夏の花菖蒲、秋の彼岸花が境内に色を添える。
見所でスペースの都合で書けなかった頬焼阿弥陀の縁起をここで説明します。 1215年頃、仏師運慶は、鎌倉の町局の依頼で阿弥陀如来像を48日で完成させた。 その頃、町局の家では物が無くなることが多く、仕えていた万才法師が犯人とされた。 町局は、法師の頬に火印を押すように下人に命じたのですが、不思議なことに焼印の跡が付かなかったのです。 その夜、町局の夢枕に阿弥陀如来が現れ、「どうして私の顔に焼印を押すのか」と仰ったのです。 驚いた町局が阿弥陀如来像を見ると、頬には焼印の跡が残っていました。 町局は、阿弥陀さまが、いつも念仏を唱えていた法師の身代わりになったのだと悟りました。 その後、比企ヶ谷に岩蔵寺(火印堂)を建て、この阿弥陀如来像を祀り、73歳で往生したと伝えられ、万才法師は、大磯に庵を結び一心に念仏を唱え極楽往生したとのことです。
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