由比若宮

元八幡

材木座にある鶴岡八幡宮の元の鎮座地で、「元八幡」と称せられる。1063年、源頼義が由比郷鶴岡のこの地に石清水八幡宮の祭神を勧請したのが起源。源頼朝が鎌倉に入るや直ぐに、現在の本宮がある地に遷座した。

由比若宮

由比若宮について

基本情報

社名
鶴岡八幡宮 由比若宮(ゆいのわかみや)
別称
元八幡、元鶴岡八幡宮、鶴岡若宮
創建
1063年(康平六年)
主祭神
応神天皇、比売神、神功皇后 - 総称して八幡神。
旧社格
国幣中社(鶴岡八幡宮)
例祭
4月2日
駐車場
駐車場なし
交通機関
元八幡バス停徒歩1分
住所
神奈川県鎌倉市材木座1丁目
サイト
鶴岡八幡宮

概要

材木座にある鶴岡八幡宮の元の鎮座地で、「元八幡」と称せられる。 1063年、相模守であった源頼義が、「前九年の役」で奥羽平定後の京へ帰る帰途、由比郷鶴岡のこの地にひそかに立ち寄り、かねて御守護を祈って出陣した石清水八幡宮の祭神を勧請し社殿を建てたのがはじまり。 その後、源頼義の子である義家(八幡太郎)が、「後三年の役」で戦勝を祈願し社殿を修復したといわれる。 源頼朝が鎌倉に入るや直ぐに、祖宗を崇めんがため、現在の鶴岡八幡本宮がある小林郷北山に遷座した。 境内は国の史跡に指定されている。

見所

国史跡
本殿 - 鶴岡八幡宮本宮と同じ八幡神を祀る。
旗立の松 - 源義家が後三年の役で戦勝を祈り植えたと伝わる松。枯れて幹のみが残る。
石清水の井 - 石清水八幡宮の石清水の井から名付けられたと思われる。

歴史

1063年
相模守であった源頼義が、「前九年の役」で奥羽平定後の京へ帰る帰途、鎌倉由比郷鶴岡のこの地にひそかに立ち寄り、かねて御守護を祈って出陣した石清水八幡宮の祭神を勧請し社殿を建てたと伝わる。
1081年
源頼義の子である義家(八幡太郎)が、「後三年の役」で戦勝を祈願し社殿を修復したといわれる。
1180年
源頼朝が鎌倉に入るや直ぐに、祖宗を崇めんがため、現在の鶴岡八幡本宮がある小林郷北山に遷座した。
鎌倉時代
その後、この地は「元八幡」と呼ばれた。

撮影後記

 中世の由比ヶ浜は今よりもっと幅広で、ずいぶん内陸まで広がっていたようです。 これは想像ですが、この神社が海岸近くにあったため、台風などの影響を受けやすく、頼朝はもっと内陸の現在地に遷座したのかもしれません。 元八幡は、社地や社殿は小さいのですが、よくよく考えてみますと、鶴岡の語源ともなった場所でもあり、また源氏と鎌倉がはじめて結びついた地でもありますよね。 結構、重要な場所かもしれません。 ちなみに、文豪芥川龍之介は、新婚生活をこの近くで送っていたそうです。

更新履歴

2012年7月5日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年11月18日
ギャラリーに作品を2点追加しました。

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