延命寺

身代わり地蔵

鎌倉時代中期、北条時頼夫人が創建したと伝わる材木座にある浄土宗の寺である。本堂安置の地蔵菩薩像は、夫人の身代わりとなった逸話から「身代地蔵」と呼ばれる。女性の裸形彫刻で法衣を纏って双六盤に立っている。

延命寺

延命寺について

基本情報

山号寺号
帰命山延命寺(きみょうざんえんめいじ)
宗派
浄土宗
創建
鎌倉時代中期
開山
昌誉能公
開基
北条時頼夫人 - 毛利季光の娘。
本尊
阿弥陀如来
札所
鎌倉三十三観音霊場 第11番、鎌倉地蔵尊巡礼 第23番
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
鎌倉駅東口徒歩5分
住所
神奈川県鎌倉市材木座1丁目1-3

概要

材木座にある浄土宗の寺である。 鎌倉時代中期、北条時頼夫人が浄土宗の高僧である昌誉能公を請じて創建されたと伝わる。 本堂に安置されている木造地蔵菩薩立像は、負けた方が裸になる双六遊びで、北条時頼夫人の身代わりとなったことで夫人の念持仏となったという逸話があり、「身代わり地蔵」と呼ばれる。 女性の裸形彫刻で法衣を纏って双六盤に立っている。

見所

観光名所
本堂 - 本尊阿弥陀如来像、右に観音像(鎌倉観音巡礼 第11番)や阿弥陀三尊像、左に地蔵菩薩像(鎌倉地蔵尊巡礼 第23番)が安置されている。
木造阿弥陀如来坐像 - 中尊として本堂に安置されている。円応寺の閻魔大王を刻んだ余りの木で作られたことから「木あまりの像」とも、予定より早く完成したことから「日あまりの像」と呼ばれる。
木造地蔵菩薩立像 - 運慶作と伝えられる。負けた方が裸になる双六遊びで、北条時頼夫人の身代わりとなったことで夫人の念持仏となったという逸話があり「身代わり地蔵」と呼ばれる。女性の裸形彫刻で法衣を纏って双六盤に立っている。
墓地 - 嘉永二年(1849年)に建立された古狸塚がある。酒好きであった和尚のために酒を買いに出掛けたりして村人に可愛がられていたという。

歴史

鎌倉時代中期
北条時頼夫人が専蓮社昌誉能公を請じて創建したと伝わる。
江戸時代中期
赤穂四十七浪士 岡嶋八十右衛門の三男が住持となった。

撮影後記

 材木座地区が鎌倉駅側に突き出した先端、下馬近くにあるお寺です。 「大町・材木座紀行」カテゴリでは、この延命寺だけ公開が遅くなってしまいました。 境内に大きな公孫樹の木が立っているので、黄葉したら撮影しようと思っていたのですが、京都方面の撮影の為なかなか機会に恵まれませんでした。 昨年撮影したものですが、ようやく公開することとなった次第です。

更新履歴

2015年10月17日
初版をアップロードしました。

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