妙傳寺

多宝寺跡

扇ガ谷にある日蓮宗寺院で、昭和49年に東京から移転した。この地は、忍性によって開かれた多宝寺があったといわれ、裏山には、多宝寺跡のやぐら群や大型五輪塔があり、国の重要文化財に指定されている。

妙傳寺

妙傳寺について

基本情報

山号寺号
多宝谷山妙傳寺(たほうこく(やつ)ざんみょうでんじ)
宗派
日蓮宗
創建
1652年(承応元年)
開山
不詳
本尊
三宝尊像
駐車場
駐車場なし
交通機関
鎌倉駅西口徒歩20分
住所
神奈川県鎌倉市扇ガ谷2丁目21-3

概要・歴史

扇ガ谷にある日蓮宗寺院。 もと東京の文京区白山にあった寺院で、1652年に紀州徳川頼房の祈願所として創建されたといわれる。 昭和49年、道路拡張工事でこの地に移転してきた。 旧本尊は妙見北辰菩薩だったが、東京大空襲で寺宝寺史共に焼失してしまった。 妙伝寺が建つ一帯は、忍性によって開かれた多宝寺があったといわれ、極楽寺、称名寺とならび西大寺系真言律宗の拠点として栄えたといわれる。 裏山には、多宝寺跡のやぐら群や、多宝寺長老であった覚賢の塔墓である五輪塔があり、鎌倉では極楽寺の忍性塔に次ぐ規模で国の重要文化財に指定されている。

見所

国重要文化財
浄光明寺五輪塔 - 1306年に入滅した多宝寺長老の覚賢の塔墓。浄光明寺裏山の冷泉為助の墓の先(妙伝寺の裏山)に立ち、鎌倉まつり期間に公開される。昭和51年の調査で地輪の下方から骨壺が発見された。鎌倉では極楽寺の忍性塔に次ぐ規模の大型五輪塔。
市史跡
多宝寺址やぐら群 - 浄光明寺裏山の冷泉為助の墓の先(妙伝寺の裏山)にあり、鎌倉まつり期間に公開される。鎌倉後期から室町初期にかけての多宝寺僧侶の墓。
観光名所
本堂 - 昭和49年の建立。
泉ノ井 - 妙伝寺近くにある「鎌倉十井」のひとつ。このあたりは泉ヶ谷とも呼ばれる。

撮影後記

 浄光明寺のさらに谷奥、泉ノ井の少し先を折れた場所にあります。 ガイドブック等には掲載されていないので、訪れる人は殆ど皆無です。 多宝寺跡に興味ある方などの歴史好きな方は、一度足を運んでみてもいいかもしれません。

更新履歴

2012年6月13日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年11月20日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

妙傳寺紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

京都

京都紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野