種蒔ザクラ

県天然記念物

寒河江市白岩の南向斜面に立つ、樹齢七百余年のエドヒガンザクラ。山形県の天然記念物に指定されている銘桜である。この花の咲く頃に種を蒔けば豊作疑いなしと「種蒔桜」と親しまれ、地元の人々は大切にしてきた。

種蒔ザクラ

種蒔ザクラについて

基本情報

呼称
種蒔ザクラ(たねまきざくら)
別称
白岩の種蒔ザクラ
樹種
江戸彼岸桜
樹齢
伝承700年余年 - 平成4年 現地解説板。
樹形
幹周4.37m、樹高14.00m - 平成4年 現地解説板。
幹周4.30m 樹高14m 枝張14m - 平成3年 環境庁調査報告書。
指定
県天然記念物 - 昭和30年 山形県指定。
見頃
例年4月下旬頃
夜桜
ライトアップあり
駐車場
無料駐車場あり - ガソリンスタンド跡地。
所在地
山形県寒河江市白岩陣ケ峯(標高140m)

概要

寒河江市白岩の南向斜面に立つ、伝承樹齢七百余年のエドヒガンザクラ。 山形県の天然記念物に指定されている銘桜である。 その昔、源義家に滅ぼされた安倍貞任(あべのさだとう)が、出羽の賊の首領であった太郎松と組んで地方農民を苦しめた。 農民は山深く遁れ春の種蒔く時期を失った。 人々が心を痛めて帰ってみると、田畑には芽が生えており、この桜の根方に沢山の五穀の種子がこぼれていた。 これはきっと桜の精が救ってくれたのだと誰いうとなく「種蒔桜」というようになった。 それ以来、この花の咲く頃に種を蒔けば豊作疑いなしと人々は大切にしてきた。

撮影後記

 サクランボの一大産地で有名な寒河江の名桜です。 バイパスから六十里越街道の旧街道沿いの道路脇に立っているので一目でわかります。 「種蒔ザクラ」というまんまなネーミングは、県指定ブランドだからこそ許されるものなのでしょう。 近くの「道の駅寒河江チェリーランド」は、大型連休ということもあり、大変賑わっていました。 一方、このサクラは愛でる人もなく、薄紅色の桜花が心地よい春風に揺れていました。  樹齢は700余年ということですが、上部枯損した樹幹に面影を留めています。 ただ、痛々しく、周囲には障害物も多く、撮影映えする一本桜ではありませんでした。 羊雲浮かぶような空だったら、斜面上の道路から、寒河江の平野を入れて撮ってみるのもいいかもしれません。

更新履歴

2011年10月8日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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