さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
遠野市遠野町の大日山日枝神社境内に立っているエドヒガンザクラ。 根周7.85メートル、幹周6.6メートル、推定樹齢400年以上の巨桜で、市指定天然記念物と遠野遺産になっている。 昭和初期の落雷で上半分が割れ落ち、長年の風雪により幹は空洞化しているが樹勢は今なお旺盛である。 貞享二年(1685年)遠野郷領主の南部義長の祈願により、善応寺の宥如法印を開基に湯殿山の分霊を勧請して大日堂を建立した記念樹として宥如法印によって植樹されたものである。 明治維新の廃仏毀釈と神仏分離令で、元小学校敷地にあった善応寺、東善寺、妙泉寺の三か寺は廃寺となり、大日堂も共に廃され日枝神社と改められた。 「天に聳えたち満山の杉松蓊翠たる樹間に茂りて春の花色を洩らす景趣は万緑叢中紅一点の観があり、歴史的名木中の名木」と称されてきた遠野郷を代表する名桜である。
2009年に一度訪れたことがありましたが、残念ながら散り果てでロケハンで終わってしまいました。 そして7年後の2016年に再び機会がめぐってきました。 ここ10年の間で樹勢が衰えてしまったサクラを何本も見てきましたが、周囲の景観もサクラの方も当時と変わっていなく、御無沙汰していますと一声かけ撮影開始。 光が全体に廻ってくる頃に三回目の訪問であいさつ。 ありがとう、いつまでもお元気で、またいつの日か来ますね。
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