根返しの桜

寝返り桜

樹齢600年のエドヒガン。奥州合戦の際、鎌倉から荷駄をひいてきた大牛が力尽き、寝たままひっくり返し埋葬した。そして桜を植えて墓標とした。やがて成長し、この桜を「牛桜」「寝返り桜」と呼び、いつしか「根返しの桜」と呼ばれるようになった。

根返しの桜

根返しの桜について

撮影後記

 折損が目立つ満身創痍の桜ですが、まだ色抜けしていないドンピシャのタイミングで訪問することができました。 ネット上に開花情報もないし、震災直後で桜の問い合わせなんかで迷惑をかけたくないので、自分のカンだけが頼りです。 結局、日をまたいでの撮影になりました。 鎌倉好きの私にとって、鎌倉からはるばる歩いてくたばった牛の為に見過ごすわけにはいきません。 大物の筆甫の親王桜を朝いちで撮ることを諦めてまで撮影しましたよ。
 撮影に関しては、道路脇に立っていることから、ガードレールなどを入れないよう必然的に道路側からの撮影に限定されます。 撮影される方は、車に注意して撮影してください。

概要・歴史

樹高15メートル、幹周3.8メートル、樹齢600年の江戸彼岸桜。 名前の由来は、以下の云い伝えがある。 1189年、奥州合戦のため源頼朝率いる軍勢が奥州に侵攻してきた。 その後方部隊である兵糧部が、旧遠刈田街道のここ高木にさしかかった際、鎌倉から荷駄をひいてきた大牛が力尽きてしまった。 兵士たちは哀れみ埋葬しようとしたが、あまりにも大きく運べなかったので、道の下に穴を掘り、寝たままひっくり返し埋葬した。 そして山桜を植えて墓標とした。 やがて成長し、この桜を「牛桜」「寝返り桜」と呼び、いつしか「根返しの桜」と呼ばれるようになった。 平成11年、蔵王町の天然記念物に指定された。 見頃は、例年4月中旬から4月下旬頃。

住所: 宮城県 刈田郡蔵王町円田広畑194-1

更新履歴

2011年6月17日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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