さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
仙台市青葉区片平にある仙台高等裁判所に立っているエドヒガンザクラの大木。 樹齢は約250年と推定される古木で、市の保存樹木に指定されている。 この場所は仙台藩重臣であった原田甲斐(原田宗輔)邸跡である。 原田氏は、代々伊達家宿老の家柄であり、家老・甲斐宗輔の時は柴田町船岡に4380石を拝していた。 万治三年(1660年)、伊達綱村がわずか2歳で伊達家を相続したことより起った伊達騒動(寛文事件)における中心人物の一人である甲斐は、寛文11年(1671年)、大老・酒井忠清邸で伊達安芸(伊達宗重)を切り、自身も果てた。 事件後、原田家は全員切腹して一家は断絶した。
推定樹齢約250年とのことで、仙台高裁が建つ前から植生していたと考えられます。 伊達騒動が勃発したのは寛文11年(1671年)で、その後にお家は断絶しています。 確かに寛文9年(1669年)の「仙台城下絵図」には、この場所に原田甲斐の侍屋敷が記載されています。 その後、エドヒガン桜があったと考えられる天保4年(1833年)の「御城下町割絵図」では、すべての侍屋敷の氏名が記入されておらず、誰の居住地だったのかわかりませんでした。 北側にあった良学院(良覚院)が天保4年まで残っていることから、寺院の境内だった? 詳細を知っている方は教えてください。
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