赤坂の薬師ザクラ

樹齢千年の古桜

西置賜郡白鷹町の赤坂薬師堂の一里塚に立つ町指定天然記念物の桜。樹幹は昭和初期の類焼で損傷している。平安時代後期、薬師堂を建立した際に植樹された名残と伝わり、樹齢は千年に達するともいわれる古桜である。

赤坂の薬師ザクラ

赤坂の薬師ザクラについて

基本情報

呼称
赤坂の薬師ザクラ(あかさかのやくしざくら)
別称
舟つなぎの桜、御薬師様の桜
樹種
江戸彼岸桜
樹齢
伝承970年 - 現地解説板。
樹形
幹周6.1m、樹高9m - 現地解説板。
指定
町天然記念物 - 平成9年 白鷹町指定。
見頃
例年4月下旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
無料駐車場あり
所在地
山形県西置賜郡白鷹町箕和田1071(標高190m)
開花状況
最新の開花情報は各自治体へ問い合わせください。
開花状況
置賜さくら回廊

概要

西置賜郡白鷹町の旧赤坂・深山街道入口の高台に立ち、古絵図には、この桜のところに一里塚の印が見られる。 樹幹が損傷しているのは、昭和初期の工場火災で類焼したためであるが、幹周6.1mは盛時の大桜を想像に難くなく、町の天然記念物に指定されている。 古来より農業暦とも密接で「種蒔き桜」として親しまれ、その昔、最上川の洪水の時、舟をつないだという伝説がある事から、別名「舟つなぎの桜」、また鮎貝薬師堂に近いことから「御薬師様の桜」とも呼ばれている。 平安時代の10世紀後期、下長井庄を支配していた藤原安親が、庄内に薬師堂等を建立し江戸彼岸桜を記念植樹したと伝わり、当地のサクラもそのひとつの名残と考えられている。 高玉にある「薬師ザクラ」とは、同時期に植えられたものとも考えられている。

撮影後記

 宝暦年間(1751年~1763年)に著された「鮎貝古物語」によれば、薬師堂は栃窪海道赤坂の上に大木の桜あり。春は早く花咲きひとしお見事なり。薬師堂は当所第一の景所たり。」とあることから、少なくとも250年前には既に大木で、樹勢も良好であったことが伺えます。

更新履歴

2013年9月21日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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