さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
北村山郡大石田町大石田の愛宕神社別当寺であった来迎院跡に立っているシダレザクラである。 この地方第一の巨木であり、町の天然記念物に指定されている。 この桜の開花が、ちょうど作物の種子まきの時期の頃であることから、古来より「来迎院の種子蒔桜」と呼ばれて種蒔の目安にされていた。 「町指定天然記念物調書」によれば、 その昔、京都から種子(或いは苗木)を持ち帰り、町内の3カ所に蒔いたが、ここだけ成育したといわれる。 また、「大石田惣町調書」によると、寛永14年(1637年)の最上川大洪水では、この桜樹に舟を繋ぎ流失を防いだとされ、この洪水のことを「白鬚水」と称された記述がある。 このことから、樹齢400年に達するものと推定される。
桜前線の北上に関して、山形市は四月の中下旬といったところですが、山形市から直線距離で40キロ弱のこのサクラは五月に見頃を迎えることも珍しくないようです。
山形市周辺を攻めてから、この一本を撮影するために、随分と待たされたものです。
冬に山形市から北上してくると道路脇の雪がどんどん高くなってきますからね。
同じ村山地方であり、直線距離や標高差も大差ないにも関わらず、随分と気象条件が違うものです。
撮影に関しては、あまり撮影向きのサクラであはありません。
この日も青空待ちで相当な時間を割いた割には、もう一度撮影したいという気はおこりません。
西側に建っている宅地の間から月山が垣間見えるので、東に建つ公民館?の二階から撮影すれば、絵になる写真を撮れるかもしれませんが。
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