さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
仙台市青葉区茂庭にある大梅寺の庭園に植えられているシダレザクラである。 主幹内部は朽腐し、上部は枯損している。 根元付近から株立ちした側幹が高く伸びて花を咲かせている。 推定樹齢200年以上の古木であることから、仙台市の保存樹木に指定された。 蕃山の麓に佇む大梅寺は、創建された臨済宗妙心寺派の禅刹である。 1650年、松島の瑞巌寺開山国師である雲居が、蕃山を隠棲の地として庵を結び、祥巌寺と称したのが起源である。 その後、伊達綱村が伊達家の牌寺として大梅寺と改め、伽藍を整備した。
ちょうど東北道仙台宮城インターの西側に位置する静かな禅寺です。
はじめ北側の折立の住宅地方面からアクセスしようとしたのですが、東側の県道の方から参道入口があります。
この折立の住宅街は、地盤が他所と異なる性質なのか、先の大震災で家屋や道路が周辺に比べて相当に酷いことになったままで驚きました。
長い石段の途中には夏目漱石(「草枕」で当寺が登場するそう)などの文学句碑や苔生した羅漢石像が至る所に座して、雰囲気のあるアプローチです。
仏殿などがある上境内に上がると、右側の枯山水庭園にお目当ての枝垂桜があります。
垣根越しにしか見えなかったので、庫裏にお邪魔して拝観を申し願おうかとも思いましたが、観光客ご遠慮の札が目に留まり、招かれざる客のようなので辞しました。
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