さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
遠野市小友町土室の篠神社に自立している一本のエドヒガンザクラ。 幹周4.32メートル、推定樹齢300年以上の老木で、「お室様の桜」と呼び親しまれている。 桜は開拓記念として植えられたものと伝えられる。 葛西の浪士がこの地に潜伏して旅人などを襲ったので、寛永5年(1628年)南部家士杉岡如意勝嘉が説得して帰順させた後、寛永8年(1631年)武器を埋め、その上に社を建てて篠権現と称した。 維新後、土室神社と改称し少彦名命を祀るが、後に巖龍神社に合祀されている。 「篠神社と桜」として遠野遺産に登録されている。
遠野市街地より標高が200メートルほど高い小友町の山間に拓けた場所に位置しているため、他所の名桜よりも開花は遅れます。
小友町大黒沢の伊豆権現神社のイヌザクラを除けば、市内で最も遅く咲く名桜なのかもしれません。
なお、環境庁調査報告書に記載されていた「お室様の桜」に同定しましたが、所在地が隣集落の小友町川口であるため、「篠神社の桜」とは異なるサクラの可能性があります。
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