さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
能代市の桧山城跡にある多宝院には、3本の紅色の濃いシダレザクラが境内を彩る。 昭和27年、秋田魁新報社選定の「秋田観光三十景」に桧山城跡が選ばれ、その記念に桜の苗木が配布されて植樹されたものである。 シダレザクラでも花色の濃い園芸品種のベニシダレで、江戸後期の曹洞宗寺院の特徴を残している伽藍(秋田県指定有形文化財)と調和して枝を垂らしている。 桧山城代多賀谷氏の菩提寺である多宝院は、延徳元年(1489年)多賀谷氏の本拠地であった下総国下妻に創建され、多賀谷氏とともに慶長15年(1610年)に桧山に寺基を移した。
あいにくの曇天の空模様でしたが、鮮やかな紅シダレが境内を彩っていて空模様など何処吹く風でした。 手持ちの資料によれば、昭和27年に多宝院以外にも桧山地区の一般家庭にも苗木が配られたそうです。 そのなかで、多宝院のものが根付きがよく樹形が整い、色も鮮やかに育ったとのこと。 また、桧山城跡(国指定史跡)も、三の丸や展望台周囲にソメイヨシノが植えられている桜の名所で、多宝院とセットで一日を割いて訪れたいと記載されていました。
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