さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
宮城郡利府町利府の臨済宗楊岐寺に植えられているシダレザクラ。 「種まきザクラ」と命名され、当地周辺がまだ田園風景だった頃、付近の農家はこのサクラの開花を目安に稲の種籾を苗代に蒔いたといわれる。 樹幹には多数のコブが見られ、大枝は折損し新たな側枝が張り出している。 樹勢は旺盛で、ベニシダレのような濃紅色を呈し極めて艶美である。 境内には他にもエドヒガンザクラの巨樹も見られる。
利府町役場の向かいにある妙心寺派の禅寺です。
縁起などは不詳ですが、臨済宗の楊岐派に関係があるのでしょう。
はじめ、その他の桜で紹介したエドヒガン(だったような記憶)の巨樹を種蒔きザクラかと勘違いして、一生懸命に撮影していました。
ふと脇を見ると、小柄な樹冠のシダレザクラの脇に標柱が立っていて、こっちが目的のサクラだとようやく理解しました。
大枝は殆ど失われていますが、しかし、よくよく幹を見れば古木の風格が感じられます。
今のところ指定をうけていないようですが、天然記念物レベルのサクラだと思います。
向かいの墓地の縁に立っているエドヒガンも、なかなか見事でした。
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