さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
遠野市松崎町の護摩堂山と猿ヶ石川の天然の要害を利用した横田城主郭跡に、推定樹齢300年以上のエドヒガンザクラとヤマザクラの巨樹が隣りあって自立し、共に市の天然記念物に指定されている。 横田城は鎌倉時代初期に阿曽沼氏によって築かれた山城で、天正年間(1573~1592年)に鍋倉山へ城を移すまで遠野地方の政治的中心地であった。 北東と南西側が沢で北西側が空堀で区切られている。 建武元年(1334年)南部師行が巡検した際に大御堂が建立されたが、その後焼失し現在は薬師堂のみが残っている。 郷土の誇りとして継承していくべきことから「横田城跡及び彼岸桜と山桜」として遠野遺産に認定されている。
最初に訪れた際に、間違って反対側からアプローチしてしまい、谷を越え藪をかき分け樹林を抜け、ようやくたどり着きました。 そういった経緯があるためか、この場所は柳田國男の「遠野物語」の世界そのもの。 俗世から隔離されたここのサクラは、枝振りも然ることながら野武士のような無骨さや、霊気さえ感じさせてくれました。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。