さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
仙北市角館の雲澤山龍巌寺には、エドヒガンザクラとシダレザクラの2本の古木がある。 本堂横に自立している枝垂桜は、本堂屋根に負けず劣らず樹高21メートルの堂々たる大桜である。 山門そばの江戸彼岸桜は、根周では枝垂桜より太く、江戸時代後期の旅行家である菅江真澄が、仙北郡の地誌「月の出羽路仙北郡(文政9年刊)」にスケッチしたものといわれる。 曹洞宗龍巌寺の開山は、鶴岡市善賓寺六世の超巌黛越和尚。 角館という城下町の近くにありながら、大口寄進をする人がほとんどなく、民衆の寺として長年親しまれきた。
角館武家屋敷の旧市街から、西方に2キロ余りの位置にあります。 私が所蔵している「秋田の桜(無明舎出版刊)」では、「龍巌寺のシダレザクラ」が紹介されていましたが、幹の状態からシダレザクラよりもエドヒガンの方が古木のように見えました。 また山門近くに根元が空洞になった老木があり、それが菅江真澄が著した紀行文に登場する名桜とも紹介もされていました。 しかしながら、それらしき老木は見当たりませんでした。 ここでは山門そばに立っていたエドヒガンを、その名木とすることにします。
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