さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
仙台市青葉区宮町の仙台市立東六番丁小学校の校庭に植生しているエドヒガンザクラで、市の保存樹木に指定されている。 この地は、承応三年(1654年)、仙台藩二代藩主・伊達忠宗公が東照宮を建立するため、日光東照宮から御神体を迎えた際に設けた御旅宮跡(仮宮跡)といわれ、その折に植えられたものと伝わる。 明治16年、現在地に東六番丁中等科小学校として移転された際には既に大木であり、土井晩翠先生作詞の校歌二番に「ああも大きく育つもの」と歌われ、県下屈指の名桜と呼ぶにふさわしい。 以来百有余年、児童生徒達の移り変わりを観望してきた小学校のシンボルである。
いやぁ、素晴らしい一本に思いがけず出会えました、それもビルに囲まれた場所で。
既読の写真集や雑誌などでも、このサクラの存在は知りませんでした。
都心にある小学校なので、児童の安全等を考慮し、あえてメディアの取材等での宣伝は控えているのかもしれません。
ここまでの古桜がグラウンドに立っている学校って、他にありましたっけ。
学校のホームページには、過去の写真が掲載されていました。
明治時代の写真では、今では上部が失われている樹幹が空高くまで直立し、木造校舎と比較しても、既に相当な大木であったことが推測できます。
市の保存樹木に指定された昭和50年では、今のような大きな樹冠はなく、見るも哀れな様相です。
今では枝が張り出し、樹勢が回復しているようでなによりです。
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