角館のシダレザクラ

国天然記念物

旧藩時代(1656年頃)武家屋敷に植えられた、樹齢300年以上の枝垂れ桜が153本残り、国の天然記念物に指定されている。弘前城公園、北上展勝地と並んで「みちのく三大桜名所」のひとつに数えられ観光客で賑わう。

角館のシダレザクラ

角館のシダレザクラについて

撮影後記

 関東の方は、首都圏のJR駅で弘前城とともに角館のしだれ桜のポスターを目にすると思いますので、大変知名度の高い桜名所だとなんとなく知っているかと思います。 ただ、弘前城とは異なり、日も暮れると、昼間の喧騒がウソのように静かになり、朝方も人が少ないので、みちのく小京都とも呼ばれる角館の方が情緒があります。
 京の公家である三条実号の姫が、佐竹北家義明に嫁いだ際、嫁入り道具の中に、都を偲ぶよすがとして3本のしだれ桜の苗を入れて、それが成長し広まったのが現在の武家屋敷のしだれ桜だそうです。 なんと、153本ものシダレが、国指定の天然記念物に指定されています。 そんなにあったかな?とは思いますが、国指定の一本桜や名桜は、とても少なく貴重なんですよ。
 ひとつ注意したいのは、大手ポータルサイトの開花情報。 7分咲きで訪問したら、散り始めで葉っぱが芽吹いていました。 参考程度にとどめた方がよさそうです。

概要・歴史

角館町内には、旧藩時代(1656年頃)武家屋敷の各戸ごとに植えられた枝垂れ桜が主なもので153本残っている。 胸高直径最大のものは1メートルを越え、樹高は最高20メートルを越すものがある。 昭和49年に、国指定の天然記念物に指定された。 もと東勝楽丁梅津家にあったものを母樹(明治33年焼失)として広く町内に植えられたものといわれている。 エドヒガンがシダレとなったもので、花色は白系と淡紅系の2系統ある。 見頃は、例年4月下旬頃。

所在地: 秋田県 仙北市角館町

更新履歴

2010年11月5日
初版をアップロードしました。
2013年8月24日
作品を11点追加(内3点差し替え)しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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