さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
鎌倉時代から戦国時代までの約400年間、遠野を14代に渡って支配した阿曽沼氏歴代の墓碑が、遠野市松崎町光興寺の塚上にある。 昭和28年に日蓮宗開宗700年にあわせ阿曽沼家の子孫によって建てられたものである。 傍らにはシダレザクラが植栽され、亡き名君の菩提を弔っている。 五輪塔はもと阿曽沼家菩提寺であった養安寺にあったもので、室町期のものといわれる。
中世を通して遠野領主であった阿曽沼氏は、初代広綱が平泉征討の御恩として、源頼朝から文治5年(1189年)遠野十二郷を拝領し、以降13代に渡って本領を安堵しました。 しかしながら慶長5年(1600年)、14代広長が上杉景勝討伐に出陣した留守中に家臣の謀反に遭い滅亡してしまいます。 中央の五輪塔は泥田のなかから出土したものだそうです。 降り注ぐ桜花が、過去の繁栄を今に伝えているようでした。
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