さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
八幡平市の七時雨山裾野に広がる田代平高原の放牧場に生育している推定樹齢200年ほどのオオヤマザクラ。 株立状の幹周りは5.69メートルに及び、国内最大級の大山桜の巨樹である。 樹勢は旺盛であり、枝先まで濃紅紫色の花を付け、雄大な樹冠を形成している。 見頃は5月中旬頃と遅く、本州指折の遅咲き名桜である。 新日本百名山や東北百名山に選ばれている七時雨山は、奥羽山脈から分岐した七時雨山火山横列を形成する外輪山の主峰で、中心部のカルデラが田代平高原と呼ばれている。 一日に何度も降る時雨のように、気まぐれな天気から名付けられたといわれている。
亀ヶ森牧野の大山桜、上坊牧野の霞桜、そしてココ田代平牧野の大山桜を、「岩手三大牧野の一本桜」と私は勝手に称しています。
いずれも遅咲きの名桜で、開花時期が被ります。
ゴールデンウィーク明けになってくると、徐々に撮影できる名桜の数がグッと減ってくるので、自ずとカメラマンが集まるようです。
私の経験上では、亀ヶ森の一本桜が数日早く、上坊と七時雨山の一本桜は、ほぼ同時期といったところ。
亀ヶ森と上坊は、吹きっさらしの場所に生育しているため、状態の良い期間が短い印象もあります。
なお、いずれも個人の牧場内に自立しています。
最近、亀ヶ森の一本桜が近くまで行けなくなったような話を聞いたので、迷惑をかけないように撮影したいものです。
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