さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
八戸市長者山に鎮座する長者山新羅神社境内に立っているエドヒガンザクラである。 樹齢は200年以上と推定され、市内稀に見る大桜であることから、市の保存樹木に指定されている。 「おとぎの桜」と名付けられ、夏休みには市内の小学生たちが樹下に集い、絵本や民話を読み聞かせる「森のおとぎ会」が恒例行事となっている。 長者山新羅神社は、古来より様々な祭祀が行われ、2月には八戸地方に春を呼ぶ「八戸えんぶり」の奉納舞、8月に行われる「八戸三社大祭」の中日には、桜の馬場で「加賀美流騎馬打毯」が奉納され、青森県の無形民俗文化財に指定されている。
樹齢は200年以上とか400年とかの記述が散見されていましたが、私の推測では、南部藩八代藩主南部信真公の治世、藩政改革の一環として現社殿造営が行われた際に、松や桜を植えたということから、その時期に植えられたものではないでしょうか。
そうすると、樹齢は約200年といったところです。
それにしても、八戸をはじめとする「~戸」とつく場所のサクラ(ヤマザクラ系は除く)は、鳥害のためかこの年全然ダメダメでした。
紀伊半島に匹敵するほどの花付きの悪さでしたね。
そのなかで、ここは然程花付き悪くはなく、諦めに近い溜息の連続から久しぶりに開放されたものです。
今年も青々と茂るおとぎ桜の下で「森のおとぎ会」が開かれたのでしょうか。
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