さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
遠野七観音第二番札所である松崎観音へ至る登り口付近に、樹齢数百年のエドヒガンザクラが立っている。 地域住民に「観音桜」や「いぬ桜」と呼ばれて親しまれ、心のより所となっている。 また、松崎観音に訪れる人々を温かく迎えるシンボルともなっている。 寛政13年(1801年)の来由額によれば、松崎観音の草創は大同2年(807年)で、麦沢山松崎寺と号す。 嘉祥4年(851年)慈覚大師円仁が一木を以て七躰の観音像を刻み、そのうちの一躰が本尊像であると伝わる。 元禄年間(1688年~1704年)野火により観音堂が全焼したが、本尊は無事であったという。 現在の観音堂は享保9年(1724年)の再建である。 平成19年には遠野遺産第2号に認定された。
現地の樹名板には樹齢1000年と記されていました。 松崎観音草創の時代に植樹されていることになっているのでしょう。 現在の古桜が何代目かは不明ですが、市の天然記念物の条件を満たさないことからも、現木は樹齢数百年といったところです。 別名「いぬ桜」とも記されていましたが、明らかにエドヒガンなので、花期の遅いイヌザクラのことでは無いですよね。 なにか伝承があるのでしょうか。
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