さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
大仙市協和船岡上宇津野の豊島家跡に、幹周6メートルに及ぶシダレザクラが植生している。 秋田県内のシダレザクラでは最古の代表的な巨樹で、県の天然記念物に指定されている。 現在は樹幹内部は腐朽して失われ、樹高枝張も衰退が顕著であるが、往時はこの大樹を中心に沿道の両側200mにわたり植栽された桜並木であったといわれ、秋田藩の重臣であった梅津半右衛門利忠が桜狩りをした所と伝えられる。 豊島家の先祖は代々長兵衛と称したが、このサクラにちなみ桜小路長兵衛とも称したという。
旧協和町では萬松寺のシダレザクラと並ぶ名桜です。
萬松寺のサクラよりは一回りも二回りも小振りですが、幹周はこちらの方が太く、県指定をうけている古木になります。
所有者は豊島家のものですが、現在は家屋がなく、グループホーム桜木荘の片隅に生育しています。
2013年に訪問した際は、花芽が極端に少なくて全景を写真に収められませんでした。
その代わりに、グループホームの所長が館内に案内してくれ 展示してある状態が良い年の写真を見せてくれました。
満身創痍の老体ですが、毎年懸命に咲くその姿。
これからも花を待ちわびる入居者に、永久に咲き続けてほしいと願うばかりです。
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