さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
伊具郡丸森町の筆甫地区に立つ幹周5.3mに及ぶエドヒガンザクラの古木で、町の天然記念物に指定されている。 傍らには薬師瑠璃光如来を祀る薬師堂が建っている。 かつてこの場所には、慈覚大師建立と伝わる大蔵院があったという。 建武二年(1335年)、陸奥守・北畠顕家は、霊山城築城の折、霊山城より見て鬼門に位置する大蔵院を、峰流山医王寺と改号して、境内に薬師堂を建立した。 当時18歳であった顕家公は、8歳であった後醍醐天皇第8皇子・義良親王(後の後村上天皇)を伴って参詣され、国土安泰・鬼門除難を祈願され、境内に一本の桜の木を植樹されたと伝わる。 平成6年、当時を偲びて、この桜を「親王櫻」と命名された。
平成3年 環境庁調査報告書によれば、伝承樹齢450年と記されていました。 現地の解説板は平成6年のものなので、以前は南北朝時代ではなく、戦国時代に別の縁起があったのかもしれません。 まぁ、この樹幹ならば伝承樹齢は推定樹齢でも問題なく、県の指定をうけても相応しいかと。 おまけに、枝支え棒もない自然のままの立姿で、宮城県を代表する名桜と云っても過言ではないと思います。
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