さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
盛岡市名須川町の曹洞宗龍谷寺に植栽されているサクラで、「オオシマザクラ」と「シダレヒガン(江戸彼岸の枝垂桜)」の雑種である。 大正9年、国の天然記念物調査員であった三好学先生が当寺で発見し、「モリオカシダレ」と命名した。 樹性はシダレ性で葉形はソメイヨシノに近い極めて稀な品種で、学術上価値の高いことから、昭和11年に国の天然記念物に指定された。 裏面が殆ど無毛、子房と花柱も無毛である。 主幹の大部分が腐朽し、辺材の一部が生きて生育を続けている。 樹齢は150年ほどと推定され、交雑種樹木の最大値に近いものと認められている。
6年前に「法華寺のモリオカシダレ」を公開しましたが、その法華寺に植えられていたのは龍谷寺の桜樹の後継樹で、当ページで紹介している個体がモリオカシダレの原木になります。
いずれアップしなくてはと思いながら遅くなってしまいました。
石川啄木の父である一禎も小僧として愛でたであろう名木です。
なお、岩手県内では法華寺の他に8ヵ所での存在が知られているそうで、遠野市松崎町の「遠野のモリオカシダレ」は県の天然記念物に指定されています。
こちらもいずれまた。
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