さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
田村市滝根町にある古刹剛叟寺境内に立っているシダレザクラ。 推定樹齢400年の老木で、「滝根の二大しだれざくら(滝根三大枝垂桜)」のひとつで、福島県緑の文化財、及び市の天然記念物に指定されている。 根元は一本であるが、地上1.5mで二本に分かれており、横に伸びた大枝は風雪に耐え切れず、近年折れてしまい往時の面影はない。 飯島山剛叟寺は、大同年間(806年~810年)の草創と伝わり、伊達家家臣の神俣八幡舘主の常葉少輔右衛門正平宗清が没した時に真言宗から現在の曹洞宗に改宗し、寺号も剛叟寺になったという。
ソメイヨシノやベニシダレなどが華やかに咲き誇る「桜の剛叟寺」にある名桜です。 市のパンフレットによれば、老名木にもかかわらず懸命に花開く「哀愁の桜」とも云われているそうです。 ただ、大枝の欠損や一部頭頂部に枯損した小枝が見られますが、樹勢は大変旺盛で、メランコリーな雰囲気は漂いません。 もう数日早ければ、もう少し鮮やかな花色で、見事だったことでしょう。
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