さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
震災の影響を多大にうけてしまった南相馬に咲く一本桜。
津波が海岸から距離のある国道6号をも越えている場所があることに驚きました。
この浄円寺は、比較的内陸にあって津波の被害は免れました。
また、南相馬でも最北の鹿島区に位置し、福島第一原子力発電所から30km以上離れていることもあり、子供を預かる「託寺所」の看板も掲げられているような安全な場所です。
こんなときに桜なんか撮影していていいのかという思いはありましたが、もしかしたら東北沿岸の銘桜が、塩害や放射線の影響で、もう二度と撮れなくなる恐れがあるので、一通り周ってみることに決めた次第。
この後、原発20km圏内にある「飯崎のしだれ桜」も行ってみることに。
裏道からなら、もしかしたら進入できるかもと考え、近づいてみましたが、裏道にも警察が検問していて無理でした。
警察の方によれば、放射能より空き巣がね・・・と仰っていました。
富岡町の「法泉寺の枝垂れ紅桜」と楢葉町の「清隆寺のシダレザクラ」も合わせて、なかばゴーストタウン化しているとは思いますが、撮れるようになるまで生き残っていて欲しいものです。
浄圓寺境内の石段脇に立つ江戸彼岸桜の古桜。 二股に分かれた樹幹から大枝が伸び、樹勢は旺盛である。 石段下から眺めると、半円状の整った樹形をしている。 浄圓寺は、南相馬市鹿島区にある浄土宗寺院。 東日本大震災後の2ヶ月間、全国から集まったボランティアの運営により、託児所として400名以上の子供を預った「平成の寺子屋」である。 見頃は、例年4月中旬頃。
住所: 福島県 南相馬市鹿島区横手西原田181
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